中央大学囲碁部ＯＢ・ＯＧ会の紹介

中央大学囲碁部ＯＢ・ＯＧ会は中央大学棋道会囲碁部に在籍した者を構成員とする 中央大学ＯＢ・ＯＧの親睦組織である。 ＯＢ・ＯＧ名簿に氏名が記載されている会員数は320名を超える。

卒業したばかりの20代の会員から 、大先輩の70代、80代の会員まで、囲碁という共通の趣味を通じ世代を超えた交流が行われている。


《幾多の高手を輩出！》

中央大学囲碁部ＯＢ・ＯＧ会は、高手の会員を数多擁する。

プロ碁界では、河合哲之五段、笠井浩二七段、尾越一郎八段、そして第35期新人王となった ことが記憶に新しい、白石勇一三段という４人の日本棋院棋士。

アマ碁界では、世界アマチュア囲碁選手権３回優勝の今村文明氏、現役学生時代に 全日本アマチュア本因坊戦優勝の村上深氏という２名の全国アマチュア囲碁チャンピオンを 初めとして、一都一道十一県から全国大会にＯＢを送り出している。

学生タイトル獲得者としては、前述の白石三段、今村文明氏、村上深氏の他に 学生本因坊の吉田英紀氏、後藤昌治氏の名が挙げられる。


《囲碁普及に貢献するＯＢ・ＯＧ！》

棋聖戦、本因坊戦、十段戦、碁聖戦、王座戦、女流本因坊戦、女流名人戦の観戦記者として 囲碁ファンにプロの対局の醍醐味を伝える仕事にＯＢが携わっている。
過去も含めれば、「棋道」「囲碁クラブ」「碁ワールド」「週刊碁」「囲碁」「囲碁研究」 「ＮＨＫ講座」など主要な囲碁メディアの編集部等でもＯＢ・ＯＧが活躍している。 　

またＮＨＫ囲碁講座の司会者として、木下かおり氏、高倉由季氏、高倉梢氏らの名前を ご存知の方も多いのではないだろうか。彼女達も中大囲碁部ＯＧである。

その他、地方で囲碁普及活動に精力的に取り組む代表例として、静岡県、神奈川県、大分県、 富山県、鳥取県などでの活動が挙げられる。 碁会所席主、囲碁教室主宰・講師として、囲碁の普及に取り組むＯＢ・ＯＧは枚挙にいとまがない。


《各界で活躍するＯＢ・ＯＧ！》

中央大学囲碁部ＯＢ・ＯＧは囲碁界のみならず、社会のあらゆる分野で活躍している。 実業界、官公庁を初めてとして、裁判官、弁護士、公認会計士など様々な職種で活躍しているＯＢも少なくない。また、故人では、外交官試験に合格し、海外で囲碁普及に貢献されたＯＢもいる。 　

平成に入ってからは、囲碁部部長、関東リーグ戦正選手として囲碁部活動に参加しながら、 在学中に公認会計士試験に合格して卒業生総代（学部首席卒業）となったＯＢもいる。 いずれのＯＢ・ＯＧも、学生時代に囲碁部で得た精神力と絆は、卒業後数十年経っても失われることはない。


《ＯＢ・ＯＧ会の活動》

中央大学囲碁部ＯＢ・ＯＧ会は「中央大学囲碁部ＯＢ・ＯＧが相互の 親睦と充実した囲碁人生をはかること」をその目的とする。 その目的を図るために、具体的には以下の催しを執り行っている。

・中央大学囲碁部碁年祭

・日本棋院主催のジャンボ大会に現役チームとともに参加

・現役との交流（月１回ペースでプロ棋士のＯＢを師範、参加ＯＢを師範代として研究会を実施）

・会員の昇段、大会での顕著な成績、表彰等の場合に祝勝会、祝賀会（平成18年以降だけで、所雄章先生の大倉喜七郎賞を祝う会、笠井浩二七段昇段を祝う会、村上深全日本アマチュア本因坊を祝う会、白石勇一新人王戦優勝祝賀会を開催）

・東日本大学囲碁部ＯＢ・ＯＧ会の各種活動に参加（日韓大学囲碁部親善交流、東日本・西日本大学囲碁部ＯＢ・ＯＧ親善交流、関東学生囲碁連盟との親睦交流にＯＢ会代表が参加）


《ＯＢ・ＯＧ会の囲碁大会における成績》 　

東日本大学囲碁部ＯＢ・ＯＧ会主催で年１回開かれる「東日本大学ＯＢ・ＯＧ囲碁団体戦」については、 関東を代表する伝統校の名に恥じない成績を挙げるべく、中大囲碁部ＯＢ・ＯＧ会として 特に力を入れて取り組んでいる。

平成に入って、現役囲碁部の成績が今ひとつなこともあり、碁界における中央大学囲碁部のプレゼンスを 囲碁ファンに再認識してもらうため、平成９年から「時代はＶ６！」のスローガンの下に大会六連覇を目指した。

現在は、平成21年度から「中央大学ＯＢ団体戦選手選考会」を実施するなどの新たな取り組みを導入して、 プロアマを通して最長連覇記録となる「栄光のウイニング１１！」を目指している。

その結果、同大会で前人未踏の６連覇（平成15年〜平成20年）を含む、優勝１２回、 準優勝４回という素晴らしい成績を収めている（平成23年１月現在）。大会優勝回数(12回)は早稲田大学囲碁部ＯＢ・ＯＧ会と並んで最多タイである（平成23年１月現在）。